tomapoの日記

LINEクリエイターズスタンプ制作の記録や日々のことなど…

ミッドナイトウォーキング3

前回の続き…

 

 

【深夜0時~1時:約5~8km付近】

 

メンバーたちとお話をしながら楽しく歩けている。

しかし、飲酒と一日寝ていない影響で若干他の人よりしんどい気がする。でもまだまだ大丈夫だ。

 

 

 

ところが…、事件が起きた約8km付近。

 

 

 

 

 

「………ぉぃ…………。聞いてくんない…。」 友人が小声で話しかけてきた。

 

 

 

 

「どうしたの?」

 

 

 

 

「あのさ…。言いにくいんだけどさ…。

 

 

 

 

 

降りてイイかな…。」

 

 

 

 

 

「あっ!?」

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「早っっっっ!降りるって…。止めるって事かっ?リタイアするのかっ?まだ8km程しか歩いてないよ…。お前、女の子も頑張って歩いてるんだよ。情けないだろ…。」

 

 

 

「イヤ…。眠い、足痛い、限界…、許して…。」と力無く半笑いで友人が言った。

 

 

その半笑いにキレた。

 

 

「ふざけるなよ!俺を誘っておいて自分だけ脱落してイイと思うなよっ。」

 

 

揉めていると「どうしたの?」と、リーダーがコソコソと小声で話している僕たちに気付いた。

 

 

「リーダー俺、限界なので救護車に乗ります。」

 

 

友人がみんなの前で、恥ずかしさのかけらもなく堂々とリタイア宣言をした。

 

 

「早っっっっ!」女の子達も絶句した。

 

 

「大丈夫か…、無理したらいけないからな…。残念だけど…。」

 

「ちょっと待ってリーダー!ダマされてはいけませんよっ!!こいつはまだ歩けますって!!!!」

 

「…本当に、…無理なんだよ…。」力なく言う友人。

 

元気のない演技をしている………そう思ったが、既にリーダーが救護車の方に手を挙げていた。

 

救護車が止まりドアが開くと友人は、スルスルスル~と逃げるように車の中へ吸い込まれていった。

窓からチラッと見えた。暖かそうな毛布にくるまっている。絶対に眠たいだけに違いない!

そのまま友人は救護車に乗せられて行ってしまった…。

 

 

「信じられない…。情けなすぎる…。俺は彼にかくかくしかじか…。」

 

 

友人の為にこれに参加したことや、友人の行動を非難する怒りの言葉をメンバーの人たちへぶちまけた。

 

どれだけ愚痴ってもウォーキングは続行しなければならないので歩いた。

 

 

 

 

【深夜2時~:約12~14km付近】

 

友人が抜けてからは、女の子二人とおしゃべりをしながら歩いた。友人の面白ネタを暴露中だ。

しゃべっていると少しずつ気が晴れてきて、友人への怒りは収まってきた。

リーダーはニコニコで黙って話を聞いている。

 

 

しかし段々と眠気と疲労で少しずつ口数が少なくなっていった…。早くも足が痛い。

 

 

疲れて黙っていると収まっていた友人に対する怒りが、再び沸き上がってきた。

酒なんて飲まなきゃよかった…。先に脱落しやがって…。誘ったんだから意地でも歩け…。

リタイアした友人を頭の中で責めながら歩いた。

 

 

 

 

【深夜3時~:約25km付近】

 

完全に全員の口が閉じた…。

少しの街頭しかなくほぼ真っ暗で景色を楽しむことも出来ず、ただひたすら歩くだけ…。

田舎の道だからコンビニもない…。ゴール付近の町まで行かないとコンビニはない。

 

景色を楽しめないから、ただひたすら歩くという事がこんなにも苦痛だとは思いもしなかった。

 

リーダーは経験者でこのウォーキングに慣れてそうだし、無口な人だから疲労しているのかどうかさえ分からないが…。

 

女の子二人は少ししんどい顔をしている。男の俺ですらこんなに疲労しているのだから結構なものだろう。

 

口を閉じると猛烈に疲れがやってきて、ついでに「リタイア」という文字がボーとしている頭の中を巡ってきた。それしか考えられなくなってきた。

 

「リタイア…リタイア…リタイア…リタイア…リタイア…リタイア…………………」

 

 

さらに、あの看板まで行ったらリタイアしようとか、つぎの信号がきたらリタイアしよう…等々リタイアすることをどんどん思いだしてきた…

 

しかし、女の子だって頑張っているのに先にリタイアするというのが自分的に許せず、女の子が先にリタイアしたらいいなぁ、という情けない思いも頭を巡っていた。

 

 

自分もリタイア宣言したいけど、友人が先に抜けたお陰で言いずらくもなっている。

 

「連れ立ってきた奴ら二人ともリタイアだって。女の子でも歩いているのにね。ワハハハ。」って、笑いのネタにされるのはイヤだと思った。

 

笑いのネタにされるかも知れないのと女の子より先にリタイア出来ないというのが、歩くのを支えている事だった。

 

 

しかし、このままでは自分がダメな方へ行ってしまうのは時間の問題だ。何とかしなくては…

 

 

 

 

 

 

解決策は、思考回路を使い口を動かさなければダメだと思い。こんな提案をしてみた。

 

 

 

 

 

 

 

 

続く…

 

 

 

 

 

 

 

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