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tomapoの日記

LINEクリエイターズスタンプ制作の記録や日々のことなど…

ミッドナイトウォーキング

娘ちゃんはよく本を読んでいて、僕の持っている小説で面白い物は無いかとよく聞いてきます。

 

今回は、恩田陸さん「夜のピクニック」をお勧めしました。

2005年、第2回本屋大賞受賞作品です。

 

 

あらすじ

ある高校の夜を徹して80kmを歩く「歩行祭」という高校の行事。

高校生活最後の生徒達はこのイベント中、色々な想いを友人達と語り合い、励ましながら歩き続ける。

主人公貴子は、今まで誰にも話したことのない、とある秘密。その想いを精算するために一つの賭けを胸に秘めていた…

 

 

娘ちゃんは、さっそく読んでしまい「凄く面白かった!」と喜んでいました。

 

 

15年以上前の事ですが小説の歩行祭と同じ様なイベントがあり、僕は友人に無理矢理誘われてそれに参加したという話を娘に聞かせました。

 

そのイベント名は「ミッドナイトウォーキング」。

本とは違って深夜から歩くし距離も半分の約45kmですが、深夜0時から朝までかけてただひたすら歩くというイベントです。

 

 

面白い題材だったので数年前に文章にしていました。それを載せたいと思います。

 

 

 

 

 

やっと寒い時期が終わり、4月上旬の春が近くまできていると感じるようになった頃。

 友人から電話があった。

 

「たのむ!!一緒にミッドナイトウォーキングというものに出てくれないか。」

 

ミッドナイトウォーキングとは、深夜0時から朝までかけて45kmほどをただひたすら歩くというイベントだ。友人がその催しの説明をしながら頼み込んできた。

 

 「ただ歩くだけ?出たくないよ、そんなイベントは!」

 

「俺の仕事先の人、お得意さんに頼まれた事だから断れないんだよ。助けてよ。」

 

「一人で参加したら、もしくは他の友人に頼めば?」

 

「寂しいこと言うなよ。思い出作りにさっ!!他のヤツにはこれから頼むから。」

 

思い出作りって………お前と……?

 

 あまりに必死に友人が頼むので僕が折れた。友人が困って助けを求めているし、一肌脱ぐか…。

 

「わかったよ、出てみるよ。」

 

後々聞いたら、他の友人達には全て断られたそうだ。俺って甘いな…

 

 

 

【2週間後…】

 

ミッドナイトウォーキング当日の夕方、車で家より北方面へ1時間の場所にある会場へ向かった。

 

若かったし、運動は得意な分野だと思っている僕は、このミッドナイトウォーキングを甘く見ていた。

 

「マラソンみたいに走る訳じゃないから、歩くだけなら45kmくらい簡単だろう。」と思っていた。

 

だから昼寝をして睡眠をとるとか、準備運動、等々…一切してこなかった。

しかもこの後、禁止されていることまでしてしまう。

 

それらがとても重要だったと思い知らされるのだが…。

 

 

 

【午後7:00~】

 

会場の市民会館に着くと、ここは僕の地元よりかなり寒いことに驚いた。

「よかった上着をもってきて。」あぶなかった~、冴えてた!と思った。

 

友人は会場付近の家なのでゆっくりしたものだ。

「ホントに来たの!」なんて笑えない冗談を言って近づいてきた。

 

「感謝してくれよ。出たくもない変なイベントに付き合うのだから。それにしても、寒すぎるなお前の住んでいる所。」と寒さで腕をさすりながら悪態を付いて友人に恩を売った。

 

深夜0時からなので時間まで3時間ほどあった。ここでジッとしているのもつまらない。

 

「感謝してるって、おごるからちょっと飲まない?」

友人が行きつけのバーがあるから行こうと誘うのでついついお酒を飲みに行ってしまった。

 

飲みながら友人にミッドナイトウォーキングについて質問したが、友人は何一つこの催しについて情報を仕入れていなかった。だから友人も昼に寝ておくとか、準備なんて一切していない。

二人とも「深夜のウォーキング」というものをはっきり言ってナメていた。なんせウォーキングなので。

「どんなものなんだろうね?」飲みながらこれから始まる催しの事を話していた。

 

お酒を数杯飲んで、時間が来たのでちょっぴりほろ酔いな感じで会場へ向かった。

 

会場の市民会館には結構な数の参加者達が集結していた。

いかにも何回も参加していますみたいなベテランらしい雰囲気の人やいろいろな人たちがいた。

ほとんどの人がジャージにTシャツ、その上に薄いジャンバーというやる気満々の格好だが、僕たちはワークパンツにYシャツ、ジージャンという浮いた格好だった。

 

 

「皆さんいかにもな格好をしているけど、俺等だけじゃないか普通の服着てるの。本当になにも聞いていなかったのか?」

 

「何も聞いてなかったけど…。」少々不安顔な友人。

 

 

こっちこそ不安なんだけど…。

 

 

1グループ5人というメンバーは、あらかじめ運営している人たちによって決められていた。

 

僕、友人、女の子2人と20代後半のミッドナイトウォーキング経験者のお兄さんというメンバーだった。

 

運営者から挨拶があり、イベントのしおりが配られた。

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しおりの注意事項を読んで、おもわず僕たちは口を押さえた。

 

 

 

※飲酒をしてから絶対に参加しない。

 

 

 

「おいおい…。」

 

 

 

 

 

 

続く…

 

 

 

 

 

 

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